岳南のブログ

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あと少しだった / THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-3 R@ISE THE DREAM!!! 全体感想

皆さんこんにちは,岳南です.

さて,THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-3 R@ISE THE DREAM!!! お疲れ様でした.私も久しぶりの福岡・北九州のライブで大変楽しみにしていたライブでした.

簡潔に申し上げると,少し残念な気持ちになってしまった点もありましたが,その一方で大変救われた気持ちになった部分もありましたので,その気持ちの供養のために感想を書き留めておきます.

以下,お気持ち表明が含まれます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回のライブに期待していたもの

大前提として,「アニメのライブ」をやることはなんとなくわかっていましたし,期待していました.ただ,今になってみればその期待が間違っていたのかもしれません.

個人的にはミリアニがとても好きで,大変良いと感じていたからこそ,このミリアニの世界と現実世界がリンクするような体験を今回のライブには期待していました.

他のアイドルマスターのライブの話で申し訳ないのですが,ここはアニメ公開後のライブと言う意味では,THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんなといっしょに! のような期待感でした.

まるで自分がミリアニの世界の住人(Pであったり,ファンであったり立場の違いはあれど)になったかのような体験がACT-3では体験できると思っていました.

他にもミリアニ内での劇場こけら落とし公演名が RAISE THE DREAM!!!であることや,出演者ページのキャラの立ち絵がアニメ絵だったことも,そのような期待感が膨張した原因です.

今回のライブで残念だったこと

では,その期待を持って見たライブを終えてどのように感じたかですが,一言で表せば

勿体ない

これに尽きるなと感じました.ではその理由ですが

  • ミリアニの大事な価値観”想いをつなぐ”を感じ取れなかった

この一点に尽きます.

ミリアニでは”想いのバトンタッチ”が大事な価値観となっていると語られています.アイドル,プロデューサー,関係者,ファン.様々な人が想いを繋げてきたからこそ,12話のREFRAIN RELA@TIONはとても感慨深いシーンになっていると思っています.

ですが今回のライブからは,残念ながらそのようなコンセプトはあまり読み取れませんでした.以下に,このライブ内での具体的に”想いをつなぐ”を感じ取れなかった部分について列挙してきます.

この流れですが,そもそもミリアニでわざわざ過去の失敗(2nd LIVE)の話を引っ張り出してきてまで強調したかったものであり,当時不振だったミリオンライブ!を持ち直したシアターデイズ,といった流れの暗喩であるのかな思っています.

その持ち直しには2人の新アイドルと,何よりミリオンライブ!を応援していたプロデューサーの存在がいたことを象徴するシーンで,本当に大切な部分だと考えていました.それゆえ,この流れの再現には大きな期待をしていましたし,これを見に行ったと行っても過言ではなかったです.

ですが,今回のライブではこの流れが見られることはありませんでした.DAY1では,それぞれの曲は披露自体はされていましたので,何らかの大人の事情があったのかもしれませんが,こういったアニメの世界を体感させるようなものが無いと,「アニメコンセプトライブ」と言えるのか?と感じます.

また,2日目のSentimental Venusでラスサビ前にオケを止めた演出も賛否が分かれると思いますが,個人的にはミリアニでやったなら,ライブでもやるべきであると考えていました.ですが,そのあとに紬さんの瑠璃色金魚と花菖蒲が披露されないという一貫性のなさでは,過去の失敗を引きずり出してまでミリアニの演出を再現した意味がないのでは?と感じてしまいます.

 

  • ミリアニのチーム曲の全曲披露がなかった

この点は賛否が分かれる部分ではあると思いますが,個人的にはオリジナル演者がいなくても披露してほしいと感じる部分でした.ここも”想いを繋ぐ”という価値観に照らし合わせると,今回のステージに立つことのできなかったアイドルの分まで,ステージに立っているアイドルが想いを繋いで披露してほしかったと感じます.

 

  • 一部の765AS曲の選曲理由がわからなかった

今回はセットリストの4割程がいわゆる765AS楽曲でしたが,この点に関しては彼女たちも当然ミリオンライブ!の登場人物ですし,否定するつもりは全くありません.

しかし,一部の曲はわざわざこのライブで披露する理由があったのか?という部分で疑問に感じました.ミリアニの劇中で披露された曲はもちろん,詳しくは後述しますがALRIGHT*やマリオネットの心にはミリアニの世界観を感じた部分がありましたが,この曲が披露されたことでミリアニの世界観に浸れるのか?という楽曲が散見されたのは残念でした.しかしここに関しては私が不勉強なだけであるのかもしれませんので,ご存知でしたら教えてください.

 

  • 演者,他観客との温度差が厳しかった

今回の演者のパフォーマンスには驚かされるばかりで,曲の頭から終わりまでに文句をつけるつもりは一切ありません.演者皆さんのやっと実現したミリアニのライブを全力で表現するんだ!という気持ちが伝わって来ました.

その一方,このライブを見ている私ですが,2日目のSentiment Venusの後に完全に心が折れてしまいました.自身が持っていたACT-3への大きな期待が実現しないと感じた瞬間でしたので,正直なところ全く身が入らない状況でした.

そのような状態で,REFRAIN RELA@TIONの間奏部分でのセリフや,アンコールのM@STER PIECEで山崎はるかさんが見せた涙,中村源太さんのミリオンライブ!への熱い想いと,それに共鳴する会場の他観客とのギャップが本当に辛かったです.ミリアニへの世界への没入という,ここだけは譲れない部分が自分の中から欠けた状態でこの挨拶を見たくなかった.というのが正直な感想です.

また,会場の終演後の雰囲気も,疎外感を感じて辛かった部分です.

 

以上の点が主として残念だったと感じてしまった部分です.2日間で披露された楽曲の曲順を変えるだけでも,自分としては相当満足できたライブになったと考えてしまうと,本当に勿体ないし残念だと思います.

 

今回のライブで良かったこと

では,ACT-3で見れてよかった!来てよかった!となった部分について,列挙していきます.特に最後の点は,これが見れただけでライブに来てよかったなと思えるほどの点でした.

  • 熟成された演者のパフォーマンス

ここはもう語るまでもない点ですが,10thツアー通して演者のパフォーマンスには驚かされるばかりです.いい意味での時間の重みをとても感じます.

 

  • 圧巻のパフォーマンスだったロケットスター☆

これは上項に含まれる部分ですが,あまりにも圧巻のパフォーマンスでした.私が期待していたミリアニ世界と現実世界がリンクするような感覚を心の底から感じられましたし,DAY-2の最初のソロ曲にこれが見れたのは救いでした.正直なところDAY-2の最初がDreaming!じゃなかった時点で結構来ていたのですが,本当にその気持が一瞬でどっかに飛んでいくほどのパフォーマンスでした.

 

  • ALRIGHT*

この内容は長くなったので別記事に切り出しました.ここが本当に自分にとっての救いになった点です.個人的にはこれが見れただけで来てよかったと思えました.

忘れられない"今日"の続き / THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-3 R@ISE THE DREAM!!! ALRIGHT* 感想 - 岳南のブログ (hatenablog.com)

 

あとがき

今回のライブは,いい点も多かっただけに"ミリアニのライブ"として残念に感じた部分があったのが悔やまれます.後少しの変化で,完全無欠のアニメコンセプトライブになっていたかもしれないと考えると,本当に勿体ない,残念だなと思います

いよいよ10thツアーももうACT-4を残すのみとなりました.DAY-2には39人が出演されるとのことで,集大成としてのライブを期待せざるを得ません.

それでは,皆様次はKアリーナでお会いしましょう.